パフォーマンスインデックス2017 Mobile World Congress EditionをAppsFlyerが発表

パフォーマンスインデックス2017 Mobile World Congress EditionをAppsFlyerが発表

運用型広告レポート作成支援システム glu グルーグローバルでアプリ計測ツールを提供しているAppsFlyerがパフォーマンスインデックスの2017 Mobile World Congress Editionを発表しました。

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日本語版も、2017年3月2日に発表されています。

リンク:日本語版

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2017 Mobile World Congress Editionの調査対象期間は2016年7月〜12月ですので、2016年下半期のメディア別パフォーマンスのベンチマークレポートの位置づけになります。2016年上半期のメディア別パフォーマンスのベンチマークレポートの解説については下記を参考にして下さい。

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内容は、AppsFlyer独自の評価指標である、Retention Score(アプリの初回起動したユニークユーザーが30日後までアクティブである率などからから算出)Total Installs Generated(合計インストール発生数)の2つの指標からランキングを導き出したレポートになります。また、AppsFlyerはモバイル広告における不正を「ダークフォース(邪悪な力)」と見なしており、ランキングに影響しないようにデータを精査しています。

詳細な独自の評価指標の算出方法については、レポートのMethodology部分で説明されていますので、興味のある方は確認して下さい。

?パフォーマンスインデックスの概要

Key Findingsから3点ほど抜粋して、ご紹介します。さらに詳細なKey Findingsは、レポート内に記載されています。

?ゲームアプリ

・引き続き、FacebookがAndroidとiOSで1位を維持。

・北米のiOSでApple Searh AdsのRetention Scoreが3位。

・イスラエル発モバイルアプリDSPのTapticaの順位が上昇。

?ゲームアプリ以外

・ほとんどのリージョンでGoogleが、AndroidとiOS共に2位。

・Twitterのアプリインストール広告の効果が高い結果を発揮。

・Start App(モバイルアドネットワーク)の順位がさまざまなリージョンでランキング上昇。

・iOS and Androidの間にRetention ScoreとPowerRankingの平均での差がほとんどない結果となった。しかし、Android市場の拡大でiOSの7倍のインストール数があった。

アプリ広告でも、Facebook、Google、Twitterが強い状況のようです。しかし、Apple Searh Adsやイスラエル発モバイルアプリDSPのTaptica、Start App(モバイルアドネットワーク)など、アプリ広告特有のプラットフォームもランキングに入っています。アプリ広告の運用に携わっていない方にとっては馴染みがないかもしれません。

次に、少しだけですがレポートの内容をご紹介します。

注:本記事中に転載しているチャートは、AppsFlyer様から使用許諾済みです。

?グローバルでのアプリ全体の概要

2016年上半期と変わらず、1位がFacebook、2位がGoogleです。3位はVungle(アプリ内動画広告プラットフォーム)は、Retention Scoreが1位という強みを読み取れます。Top5を見ているだけでも、Total Installs GeneratedとRetention Scoreのどちらに強いプラットフォームであるかがよく読み取れます。また、AppLovinだけ、Total Installs GeneratedとRetention Score共に高い結果になっています。

?ゲームアプリ×グローバルのOS別状況

グローバル全体での傾向と同様に、FacebookはAndroidとiOSで1位になっています。2位以下は、AndroidとiOSで異なっています。GoogleはiOSでは順位が低い状況です。上位15位までに出てくるプラットフォームは、AndroidとiOSの間でほとんど同じですが、AndroidとiOSそれぞれに強いプラットフォームの傾向が出ています。

?ゲームアプリ×CJK(中国・日本・韓国)のOS別状況

CJK(中国・日本・韓国)も、グローバルと基本的な傾向は変わらないようですが、LINEやAppierがランキングに入って来ている点が特徴的です。

?ゲームアプリ以外×グローバルのOS別状況

ゲーム以外でも、Facebbokが1位、Googleが2位です。Googleはゲームアプリの場合iOSでは順位が下がっていましたが、ゲームアプリ以外だとAndroidとiOS共に2位です。続いて、TwitterがAndroidとiOS共に3位です。ゲームアプリとゲームアプリ以外では傾向が異なります。やはりゲームアプリを頻繁に使っているユーザーとそれ以外のユーザーでは接触する媒体が異なるようです。

?ゲームアプリ以外×CJK(中国・日本・韓国)のOS別状況

グローバルの傾向とCJK(中国・日本・韓国)では異なっています。Androidでは、1位Facebook、2位Google、5位Twitter。一方のiOSでは、1位Facebook、2位Twitter、5位Googleと異なります。CJK(中国・日本・韓国)では、ゲームアプリ、ゲームアプリ以外共にiOSではGoogleのランキングが低い点が特徴です。

前回とは異なり、今回のレポートからはPDF化された資料だけではなく、WEB上で様々な角度からのランキングを確認出来るようになりました。とても興味深い結果を見ることが出来るようになり助かりました。

アプリ広告は担当しなければ、あまり情報に触れる機会が少なくなりますでの、意識的に情報を集めることが重要です。引き続き、積極的に情報を取りに行かなければと痛感しました。

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