これだけは知っておきたい!運用型広告の基礎知識まとめ

インターネットの広告運用を検討している会社でも「まず何をすればよいのか分からない」「運用型広告って何?」と二の足を踏んでいる経営者や担当者も多いのではないでしょうか。あるいは、とりあえずアカウントを作成して始めてみたものの知識やスキルが不足していて活用しきれていない、という会社もあるかもしれません。そこで今回は、過去にUnyoo.jpで公開した広告運用の基礎知識にまつわる記事をピックアップ! ぜひ参考にして、今後の施策に生かしてください。

Google、Yahoo!など媒体ごとの特徴を理解する

そもそもインターネット広告は出稿する媒体によって特徴がさまざまで、目的に合った選び方・使い方をしないと効果を発揮できません。そのため、まずはそれぞれの媒体の特徴を理解する必要があります。

Google 広告

運用型広告を始める際、最初に取り組むことが多いのがGoogle 広告です。

その中でもGoogle リスティング広告とは、主にGoogleの検索結果画面に掲載される広告を指します。日本におけるGoogleの検索エンジンシェアは、2023年12月時点で約76%(出典:Statcounter「Search Engine Market Share Japan」)を占めていて、インターネットを利用している多くの方にリーチすることができます。

Google ディスプレイ広告とは、Googleのディスプレイネットワークに掲載される広告のことです。広告は、Webサイト、YouTube、Gmail、その他のGoogleプラットフォーム上に表示され、商品やサービスのブランド認知度向上や販売を促進します。

Google 広告を運用するにあたって、知っておくべきなのが自動入札についてです。プラットフォームの多くでは、生成AIの登場以前から「自動入札」の領域で機械学習の導入が積極的に行われてきました。最適な自動入札を選択することは、運用負荷を減らし、多くのメリットをもたらしてくれます。

より正確なコンバージョン測定を可能にする「拡張コンバージョン」。Google 広告の拡張コンバージョンは、Google 広告側で行う設定とGoogle タグマネージャー側で行う設定、両方完了すると計測ができるようになります。

Yahoo!広告

Yahoo!広告は、LINEヤフー株式会社による、Yahoo! JAPANや提携サイトに広告配信を行うサービスです。Yahoo!広告の主な配信対象となるYahoo! JAPANの月間アクティブユーザー数は約8500万人(出典:Yahoo! JAPAN 媒体資料(2023年3月改訂版))と非常に多くなっています。

Meta広告

Meta広告(Facebook広告、Instagram広告)とは、Meta社が提供するFacebookやInstagram、Messenger、そしてMeta社が提携するアプリへ配信できる広告のことです。

Meta広告を始めるにあたっては、アカウント作成、計測のためのMetaピクセルの設置や計測環境設定、カスタムコンバージョンの作成、キャンペーン設計、ターゲット設定、クリエイティブ作成などが必要です。

Microsoft 広告

2022年5月31日に日本でリリースされたMicrosoft 広告は、Google 広告やYahoo!広告でそれぞれが保有している広告枠に広告を配信するのと同様に、Microsoftが保有する広告枠に広告を配信できます。

Microsoft 広告は、Google 広告やYahoo!広告とは媒体として特性が異なるところがあります。効果の最適化を目指すには、配信前、配信中ともに媒体が推奨する設定を行うことが大切です。


Microsoft 広告が提供する、広告効果を測定・向上させるためのUET タグ(ユニバーサル イベント トラッキングタグ)も活用しましょう。このUET タグは、Microsoft 広告が提供する機能ではありますが、Google タグ マネージャーでも設定ができます。

Amazon広告

Amazon広告は、Amazonのプラットフォーム上で展開されている広告サービスです。膨大なショッピングデータを活用し、獲得フェーズに非常に近いタイミングで広告を表示できることが強みです。

X(Twitter)広告

X(Twitter)広告は、主にXのタイムラインや[話題を検索]タブの上部に広告を表示できるサービスです。通常のツイートと同じように広告が配信でき、利用者のさまざまなアクション(フォロー、いいね、リポストなど)を促すことができます。

YouTube広告

YouTube 広告とは、動画共有サービスYouTubeに配信できる動画広告のことです。YouTubeの検索結果ページや動画の再生前後、再生中に広告を配信することができます。

TikTok広告

TikTok広告とは、若者を中心に近年人気を集める動画SNSであるTikTokとPangle(TikTok以外の国内の多様なジャンルのアプリ・Webサイトに広告配信できる広告プラットフォーム)へ配信できる広告のことです。動画テンプレートが多数用意されていて、テンプレートの選択、写真アセット、テキストおよびロゴをアップロードするだけで、動画広告の作成が可能です。

LINE広告

LINE広告は、9500万人(2023年3月末時点)のLINEユーザーに向けて広告を配信できる運用型広告です。LINEだけではなく、LINE NEWSやLINE VOOMなどLINEに関連する各種サービスや1万(2022年8月時点)を超えるアプリ(LINE広告ネットワーク)に広告を配信することができます。

Criteo広告

Criteo広告は、フランスに本社を置くCriteo社が提供する広告配信サービスです。直近閲覧したWebサイトの複数商品の画像と価格が表示された広告を思わずクリックしたことがある人もいるでしょう。Criteo広告では、ユーザーの過去のWebサイト上での行動や購買履歴などのデータに基づき、各ユーザーにパーソナライズされた広告を配信できます。

広告運用にあたって知っておくべき基礎知識

運用型広告は、掲載媒体や広告の入札額を自分で決めることができる自由度の高さや、リアルタイムで広告文や予算を調整できるという特徴があります。その運用にあたって、知っておきたい基礎知識のうち、リスティング広告、ディスプレイ広告のバナーサイズ、DSP、指標の一つである「インプレッションシェア」についてまとめました。

リスティング広告

リスティング広告とは、Googleなどで検索した際に、検索結果画面に掲載される広告のことです。その特徴や始め方、アカウント構成作成のポイントなどをまとめました。


インプレッションシェア

インプレッションシェアとは、広告が表示可能だった合計回数のうち、広告が実際に表示された回数が占める割合のことです。その定義や改善方法を紹介しています。

ディスプレイ広告のバナーサイズ

Goolge 広告、Yahoo!ディスプレイ広告、Facebook広告、Instagram広告におけるバナーサイズをまとめました。

DSP

DSPとは、Demand-Side Platformの略で、広告主や広告代理店が広告在庫を買い付け、広告配信やターゲティングを行うためのプラットフォームのことです。その仕組みや、Google ディスプレイ広告やYahoo! のディスプレイ広告との違いなどについてまとめています。

アタラでは、専門知識が豊富なスタッフによる広告運用最適化サービスやコンサルティングを提供しています。現状のパフォーマンスにご不満な方や、広告運用を始めてみたいと思われましたら、ぜひご相談ください。また、Unyoo.jpでは、Google 広告をはじめとしたプラットフォームの最新動向やコラムを日々発信しています。この機会にSNSアカウントのフォローをお願いします。


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