Pinterest広告の2023年主要アップデート記事まとめ

2023年 Pinterest広告の主要アップデートまとめ

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本稿では、Pinterestアド(Pinterest広告)の主要なアップデートと発表されたニュースをまとめています。Unyoo.jpでは取り上げていない内容も含めていますので、2023年のまとめとして、ご一読ください。

PinterestとLiveRampがデータクリーンルームで協業

Pinterestは2023年1月5日、PinterestとLiveRampがデータクリーンルームの試験運用を開始したことを発表しました。LiveRampの協業により、広告主はファーストパーティデータとPinterestのプラットフォームデータを安全な環境で結合することが可能になり、クリーンルーム内のデータは非公開の状態が保たれながらも、広告パフォーマンスに関する総合的なインサイトが提供されるようになります。

※参考リンク:

「Pinterest Academy」の国内提供を開始

Pinterestは2023年5月8日、Pinterest Academyの国内提供の開始を発表しました。Pinterest Academyは、Pinterestを活用するための知識が網羅されたEラーニングのプラットフォームです。ツールや広告ソリューションに関する知識を習得することで、Pinterestの効果を最大限に活用することができます。

Pinterest Academy

※画像引用元:https://newsroom.pinterest.com/ja/news/pinterest-launches-its-latest-edition-of-pinterest-academy-to-help-advertisers-maximize-their/

※参考リンク:

新機能「プレミア スポットライト」と「トラベルカタログ」をローンチ

新しい広告ソリューションとして「プレミア スポットライト」と「トラベルカタログ」を発表しました。

プレミア スポットライト、トラベルカタログ

※画像引用元:https://newsroom.pinterest.com/ja/news/introducing-premiere-spotlight-and-travel-catalogs/

プレミア スポットライト:プレミア スポットライトは認知度向上に効果のある広告ソリューションで、オーディエンスが広告に反応しやすいタイミングでリーチを広げることができます。この広告は、Pinterestの検索ページなどの画面に動画アドを配信し、企業やブランドが広告を展開するために画面の約50%を独占することができます。

トラベルカタログ:トラベルカタログは、Pinterestの商品カタログテクノロジーを活用して旅行商品を簡単にアップロードすることができる機能です。アップロード後、商品は動的で購入可能なプロダクトピンに自動変換されます。ホテルブランドの名前、価格、画像、説明に加え、予約Webサイトへのリンクなど、旅行の予約に関する情報が掲載されます。また、ユーザーのフィードから取得した位置情報に基づいてターゲティングを行い、さらに多くのユーザーにリーチすることも可能です。

※参考リンク:

「ショーケースアド」と「クイズアド」を発表

Pinterestは2023年9月13日に、ユーザー、広告主、代理店向けに新しい広告ソリューションとして「ショーケースアド」と「クイズアド」を発表しました。

ショーケースアド:ショーケースアドは、インタラクティブアドの新しいソリューションです。スワイプ可能な複数の広告画像でアイデアや商品を紹介し、探索できるようにします。フォーマットに含まれるカードや機能を使用して、インタラクティブかつ情報満載の広告コンテンツをPinterest内で配信できます。効果的なビジュアルにより、ユーザーにブランドについて、さらに詳しく知ってもらうことが期待できます。

クイズアド:クイズアドは、Pinterestでのブランドのアイデアに対して、さらに細かいパーソナライズを実現するクイズ機能です。最大3件の質問を設定可能で、ユーザーに楽しい体験を提供し、パーソナライズされたアイデアを表示することで、購買に向けての意思決定に役立ててもらうことができます。

※参考リンク:

広告代理店向けの新機能をローンチ

Pinterestはビジネスマネージャーのアップデートを発表しました。Pinterest ビジネスマネージャーは、代理店や広告主がスタッフ、パートナー、アカウントなどを一括管理できる場所です。代理店と大規模広告主が業務をより効率的に管理できるよう、Pinterestは五つの新機能を追加しました。

この五つの機能には、包括的なビジネスダッシュボードで投資対効果を確認する機能、ターゲティング戦略に基づいた、新しいオーディエンス共有機能などが含まれます。ビジネスマネージャーは、Pinterest アドを利用できる全ての国・地域で、今秋より提供予定です。

※参考リンク:

Creative Studio

企業が画像をスピーディに生成できる「Creative Studio」が発表されました。企業はピンのリンクを入力し、ニーズに合ったプロンプトを指定するだけで、Creative Studioが、カスタム背景画像の候補リストを生成します。一部の米国の広告主向けにテスト運用が予定されているとのことです。

ショッピング機能をさらに拡充

2023年9月13日、Pinterestは、Eコマースとのシームレスな連携に向けた以下の機能の発表を行いました。

モバイルディープリンクとダイレクトリンク:Pinterest は、Pinterestの広告主向けにモバイルディープリンクを導入しています。今回、ユーザーに発見から購入を促し、ショップのコンバージョンを向上させる新しい方法として、ダイレクトリンクを追加します。ダイレクトリンクでは、クリック1回でPinterest アドからショップのWebサイトにユーザーを誘導できるので、ユーザーが商品を見つけてから購入するまでにかかるステップが削減されます。これにより、モバイルディープリンクは、ショップのモバイルアプリの特定のページにユーザーを瞬時に誘導でき、ショッピングアドをクリックした後の、商品の購買行動につながりやすくなります。ダイレクトリンクは、比較検討キャンペーン、コンバージョンキャンペーン、ショッピングキャンペーンの一部のフォーマットで利用できます。

※参考リンク:

eコマース連携:ショップがPinterestで成長する最良の方法の一つは、プラットフォームに商品カタログをアップロードすることです。今回、Pinterestは、Salesforce Commerce CloudとAdobe Commerceのネイティブアプリケーションという二つの新しい連携先が加わり、連携エコシステムが全ての収益化市場にて利用可能となります。この二つの連携により、マーチャントがPinterestの商品カタログを管理したり、すでに SalesforceまたはAdobeに使用しているアプリケーション内で直接設定したりできるようになります。

※参考リンク:

Amazon広告、Pinterestなどのオフサイトへの広告配信開始を発表

スポンサープロダクト広告でPinterestやBuzzFeedなど、オフサイトへの広告配信を開始することを発表しました。スポンサープロダクト広告は、Amazon内の検索広告です。商品に関連するキーワードを設定し、関連する語句が検索された際に広告を表示することができます。これまではオンラインストアであるAmazon内で広告を表示するのみでしたが、今回の発表によりオフサイト(Amazon外)に広告を配信できるようになりました。

※参考リンク:


以上、Pinterestの2023年主要アップデートとニュースのまとめでした。2023年もショッピング体験に関するアップデートが多く発表されました。広告フォーマットも充実し、購入目的以外のプロモーションにも活用することが期待できます。今後もPinterestは目が離せないと思いますので、引き続き、Unyoo.jp内で発信できればと思います。

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