DSPとは?料金・仕組み・特徴について解説|GDN、YDAとも比較

DSPとは

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DSPとは

DSPとは、Demand-Side Platform(デマンドサイドプラットフォーム)の略で、広告主や広告代理店が広告在庫を買い付け、広告配信やターゲティングを行うためのプラットフォームのことです。広告在庫の買い付け、広告配信、オーディエンスのターゲティングなどを一括して行うことで、広告効果を効率化、最大化することができます。

DSPの仕組み

仕組み

DSPを通じた広告枠の購入は、リアルタイムかつオークション形式で行われます。DSPに入稿された広告とターゲティング、上限入札単価、予算に基づき、条件に合致する広告枠をリアルタイムで購入し、広告の表示が可能となります。

条件に合致する広告枠は、媒体社向けのプラットフォームであるSSPからオークションのリクエストが行われ、供給されます。一般的に、広告枠はCPM(コスト・パー・マイルの略、広告が1000回表示されるたびにかかる費用)でオークションにかけられ、広告が表示されるごとに料金が発生します。

SSPとは

SSPとは、Supply-Side Platform(サプライサイドプラットフォーム)の略で、媒体、メディアの広告枠販売や広告収益最大化を支援するツールのことです。DSPは、SSPから広告枠の情報を取得し、広告主のニーズに合った広告枠を入札します。SSPは、DSPから入札された金額を基に、広告枠を販売します。

DSPの特徴

DSPはGDN(Google ディスプレイ広告)やYDA(Yahoo! のディスプレイ広告)と比べると、課金形態が異なるためクリック単価が高いことが多いです。しかし、配信可能な広告枠は多く、利用できるターゲティングも豊富です。また、近年では、ディスプレイ&ビデオ 360やThe Trade DeskといったDSPからDOOH(デジタル屋外広告)やCTV(コネクテッドTV)へ広告を配信することが可能となっています。

GDN、YDAとの比較

主な課金形態 ターゲティング 配信可能な広告枠
DSP インプレッション プラットフォームごとに異なる 接続しているSSPに準拠
GDN クリック Google保有データ Googleプロパティ(YouTube・Gmailなど)+提携ネットワーク
YDA クリック Yahoo!保有データ Yahoo!プロパティ(Yahoo!トップ、Yahoo!ニュースなど)+提携ネットワーク)

 

DSPの費用感

DSPの費用感は、利用するDSPやキャンペーンの規模によって異なります。大抵の場合、DSPの利用には最低出稿金額が設定されており、50万円から利用できることが多いので、参考にしてみるとよいでしょう。

代表的なDSP

UNIVERSE Ads|株式会社マイクロアド

UNIVERSE Adsは、株式会社マイクロアドが提供するDSPです。業界に特化した豊富なデータとの連携が特徴です。業界や業種の特性を正確に把握し、最適な広告配信を実現します。

Criteo|CRITEO株式会社

Criteoは、ユーザーのWebサイト訪問や購買履歴などのデータを活用して、個々のユーザーに対してパーソナライズされた広告を配信することに特化しています。ユーザーの行動に基づいた広告体験を提供することで、関連性の高い広告を効果的に展開します。

ディスプレイ&ビデオ 360|グーグル合同会社

ディスプレイ&ビデオ 360は、グーグルが提供するDSPです。特徴としては、YouTubeへの広告出稿が可能で、Google アナリティクス 4などのGoogle マーケティング プラットフォーム製品とのデータ連携も容易な点が挙げられます。これにより、広告キャンペーンの管理やデータ活用がより簡単に実施できます。

まとめ

DSPは効果的なキャンペーンを実施するための重要なプラットフォームですが、GDNやYDAと比較すると得意領域が異なるため、目的に応じたメディアプランが必要です。

アタラでは、専門知識が豊富なスタッフによる広告運用最適化サービスやコンサルティングを提供しています。現状のパフォーマンスにご不満の方や、DSPを始めてみたいと思われましたら、ぜひご相談ください。

また、Unyoo.jpではDSPをはじめとしたプラットフォームの最新動向やコラムを日々発信していますので、この機会にSNSアカウントのフォローをお願いします。

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