Facebook広告のレポートにRelevance Scoreが追加

米国時間の2月11日、Facebookはこれまで広告主側では確認することができなかったRelevance Scoreをレポートで確認できるようになったと発表致しました。嬉しいニュースですね。
 
 
リンク:Showing Relevance Scores for Ads on Facebook
 
 
やはりFacebookの意図として、ユーザーにとってより価値のある広告を配信するアルゴリズムにしているのを広告主にも知ってもらいたいという意思が読み取れます。今週からはレポートツールでRelevance Scoreの開示を開始する予定のようです。
 
 
スクリーンショット 2015-02-12 14.29.35
 
 

Relevance Score の影響

AdWords同様1から10でスコアリングされるようで(10が最高)、プラス・マイナスそれぞれのフィードバックで構成されます。プラスの指標は広告の目的に応じて動画の再生・コンバージョン等々になり、マイナスの指標はユーザーからのネガティブフィードバックが該当します。
 
なお、ブランド認知を目的としたインプレッション保証型の広告メニューの場合は、アプリのインストールなどのような特定のアクションではなく、リーチに対して最適化されているため、このスコアの影響をほとんど受けずに配信することができるようです。
 
個人的には、広告色の強い画像やテキストを採用していたキャンペーンは既に入札単価の高騰など大きな影響が出ていると感じますし、ニュースフィードに馴染む広告にはパフォーマンス全体に良い影響を及ぼしてくれている、と感じています。
 
 

なぜ Relevance Score が重要なのか

これは Google や Yahoo! に代表する運用型広告のプレイヤーのみなさまは十分にご理解されていることと思いますが、Relevance Score、つまり広告の関連性が高ければ実際のクリック単価が下がります。その結果CPAも下がる、といった正のスパイラルに突入できます。入札単価を日々調整するよりも、質の高い広告を作ったほうが効率が良いのは間違いありません。
 
Relevance Score が確認できることによって、広告文と広告画像、オーディエンスの組み合わせによるパフォーマンスの違いを確認することができようになります。この指標が実装されればアカウント最適化の指標が1つ増えますので、ぜひ期待して待ちたいところです。
 
  

Relevance Scoreとの付き合い方

Facebookは、Relevance Scoreを 最重要指標にはしないでください、と言っています。Facebook広告を使ってHappyになるためには、ビジネスの目的に応じた単価で入札してください、とのことです。これは AdWords などのリスティング広告でも同じことが言われていますね。スコアはあくまでシグナルの一つであって、入札単価と Relevance Score の掛け算で掲載の可否が決まる以上、スコアが高いからといって単価を下げてしまうとリーチも確保できず、結果的に目標だった総コンバージョン数に達しません、というところでしょうか。
 
このリリースでは、クリエイティブとターゲティングのテストを繰り返し、より低コストで希望のオーディエンスにリーチするために、Relevance Score を活用して下さい、と伝えています。Creative Shopという媒体のクリエイティブチームが存在したりと、Facebookは質の高いクリエイティブをユーザーに提供することを望んだプラットフォームです。その意図に沿って運用していくことができれば、パフォーマンスは自然と向上するはずです。
 
 

活用する準備を!

Relevance Score は、グローバルで今週(2015年2月9日週)から順次ロールアウトする予定だそうです。適用されたアカウントは、早速広告マネージャのレポート画面からRelevance Scoreタブを追加して抽出してみましょう。
 
 
 
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文中でも触れましたが、GoogleやYahoo!のリスティング広告のプレイヤーは馴染みのあるスコアの概念は、媒体によってロジックは異なります。Googleは世界中の情報を整理するために存在し、Facebookは世界をオープンにして繋げるために存在します。決して一括りにせず、ユーザーに好まれるクリエイティブ作成のために Relevance Score を活用しましょう。


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