現地時間2023年2月23日、GoogleがP-MAXキャンペーンにおける動画アセットの作成やパフォーマンステストなど新たな機能を発表しました。
参照サイト：
P-MAXキャンペーンにおける検索広告枠でのパフォーマンス向上
2023年2月よりアカウント単位での除外キーワード設定が可能となりました。また、キャンペーン単位でのブランド名の除外も近日公開を予定しているとのことです。
これによりP-MAXキャンペーンは、検索広告およびショッピング広告で避けたいブランド名のクエリに対して広告が配信されないようにすることが可能となります。そして、このブランド名の除外を適用することで、ブランドのスペルミスや外国語でのブランド検索からのトラフィックを大きく減らすことが可能になるとしています。
備わっているブランドリストにないブランド名はGoogleに追加要求することも可能とのことです。
アカウント単位での除外キーワードについての詳細はこちら：
画像引用元：
動画アセット作成
これまでアセットライブラリでのみ使用可能であった動画作成ツールが、P-MAXのキャンペーン設定および編集ワークフローから使用できるようになり利便性が向上しました。
P-MAXキャンペーンのパフォーマンステスト
P-MAXキャンペーンにA/Bテストが試験導入され、以下の2種類のテストを設定することが可能となります。
- P-MAXキャンペーンの上昇率テスト
既存の検索キャンペーン、動画キャンペーン、ファインドキャンペーン、ディスプレイキャンペーンとP-MAXキャンペーンを併用した場合のパフォーマンスの上昇率と効果の伸びを確認することが可能に。
- P-MAXキャンペーン と 通常のショッピングキャンペーン の比較テスト
既存の通常ショッピングキャンペーンと、同じ製品をターゲットとするP-MAXキャンペーンの比較テストが可能に。配信結果が今後どのように改善されるかを確認でき、通常のショッピングキャンペーンをP-MAXキャンペーンへ置き換えるべきかどうかの判断材料になります。
公式ヘルプページ：
詳細なパフォーマンスレポート
時期は未定ではあるものの、近々コンバージョン数やコンバージョン値、費用を含む様々な指標をアセットグループ単位で確認できるようになります。
また、予算とパフォーマンスの最適化に活用できる予算ペース分析情報も近日公開予定とのことです。
この分析情報では、キャンペーンに費やした金額および支出予定額と、現在および予測されるコンバージョンパフォーマンスの確認ができ、キャンペーンがどのようなペースで推移しているか、より多くのコンバージョンを獲得するために予算を変更または再配分する必要があるのかを一目で把握できるとしています。加えて、予算を最大限に活用するための案も提示してくれるとのことです。
P-MAXキャンペーンは管理画面上で得られる情報が少なく、中身が不透明であることに対してもやもやしている運用者も多かったのではないかと思います。ついにアセットグループ単位でのデータを確認できるようになり、透明性が高まったことで、P-MAXキャンペーンの分析をより深くできるようになるのではないでしょうか。
これら最新機能の公開予定時期は未定とのことですので、早く公開されることを期待して待ちましょう。
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