Twitter、キャンペーンプランナーやShopifyとのパートナーシップなどを大幅に機能拡張

Twitter、キャンペーンプランナーやShopifyとのパートナーシップなどを大幅に機能拡張

運用型広告レポート作成支援システム glu グルーTwitterは、3年ぶりに開催されたカンヌライオンズに参加し、新機能およびパートナーとの提携を発表しました。

 

※参考リンク:

 

Twitter Notes(ノート)

Twitter ノートにより、Twitterで141文字以上の長文を画像、動画などを添付して書くことができるようになりました。

 

※参考リンク:

 

  • ノートは、Twitter Writeという、ライターがストーリーやノートと呼ばれる長文のコンテンツを作成するための編集ツールで書くことができる。
  • 現在、少数のライターグループによるクローズド・テストを実施中。
  • テストが実施されている国のユーザーには、ノートのツイートテストグループに参加している人をフォローしている場合、またはフォローしている人がノートへのリツイート、引用ツイート、リンクを共有した場合に、ホームタイムラインにノートカード(ノートのプレビューとリンク付きのツイート)が表示されるようになる。
  • 現在、米国、カナダ、英国、ガーナの少数のライターと提携し、機能をテスト中。提携ライターのノートはTwitter上で閲覧できるが、日本、トルコ、ドイツ、フランス、ロシア、韓国、ブラジル、シンガポール、インド、サウジアラビアからは閲覧できない。
  • ノートカードは、ノートリンクのプレビューを含むツイートのこと。カード内のリンクが選択されると、書き手が作成したノートが開かれる。ノートカードの表示もタイムラインへの配信も、通常のツイートと同様。

 

Twitterノート

 

Shopifyとのパートナーシップ

TwitterとShopifyとの提携により、米国に拠点を置くすべてのShopifyの販売者は、Shopify上の商品カタログとTwitterアカウントを自動的に接続し、Twitter上で個別にカタログをアップロードすることなく、Twitterプロフィール上で直接商品を紹介することができるようになりました。

 

※参考リンク:

 

  • Twitterは、ShopifyのApp StoreとShopifyの管理画面から利用できるTwitterセールスチャネルアプリを開発、公開した。現在、米国内のすべてのマーチャントが利用できる。
  • Twitterセールスチャネルアプリを使うことで、数回のクリックで、TwitterアカウントをShopifyに連携し、Twitter Shopping Managerを管理できる。Shopping Managerへのアクセスに加え、プロフェッショナル向けに開発された他の無料ツールにもアクセスすることが可能。
  • Twitterセールスチャネルアプリは、Shopifyのマーチャントの商品カタログと定期的に同期するため、マーチャントはTwitterで商品情報を手動で更新する必要がなく、Shopifyのカタログが変更されると、Twitter Shopping Managerのカタログも変更される。
  • ショップスポットライトやTwitterショップを利用して、無料でTwitter上で商品を紹介することができる。
  • Shopifyプロダクトディレクター Amir Kabbara氏は、「2021年、企業について言及したツイートは全世界で65億件にのぼります。すでに企業や商品に関する議論に参加している買い物客にとって、このパートナーシップは、より多くのお気に入りの商品を直接Twitter上で閲覧、買い物、購入できるようにすることができます。」と述べている。

 

Twitter Shopify

 

Shop Spotlight(ショップスポットライト)

ショップスポットライトにより、米国内のすべての販売者が、プロフィールの上部に専用のスペースを追加し、数種類の商品を表示できるようになりました。

※参考リンク:

 

  • ショップスポットライトは、プロフィールの上部に設けられた専用スペースで、企業が自社製品を紹介することができる。
  • ショップスポットライトを有効にしたプロフィールにアクセスした人は、商品のカルーセルをスクロールして、ひとつの商品をタップして詳細を見たり購入したりすることができ、Twitterを離れることなく、アプリ内のブラウザでシームレスに操作できる。
  • ショップスポットライトは、米国で少数のブランドから小規模にスタートする。iOSやAndroid端末で英語のTwitterを利用している米国内のユーザーは、ショップスポットライトを見ることができるようになる。
  • 新しくマーチャント・アドバイザリー・ボードを設置。ベストインクラスのブランドで構成される、この委員会は、製品開発において、あらゆる規模や業種の企業のニーズに、より簡単に対応できるようになることを望んでいると述べている。

 

Twitter ショップスポットライト

 

Twitter Shops(Twitter ショップ)

Twitter ショップにより、フルスクリーンのスペースに最大50の商品を紹介することができます。米国内のすべての販売者が利用できるようになりました。

※参考リンク:

 

  • マーチャントは50個の商品を登録可能。
  • Twitter ショップの利用は無料。
  • マーチャントのプロフィールページのツイート部分の上に「View shop」ボタンが表示される。
  • ボタンを押すと商品をスクロールできる。
  • 購入したい商品をクリックすると、アプリ内ブラウザが立ち上がり、マーチャントのウェブサイトで商品の詳細を確認できる。
  • Verizonなど、いくつかのショップに限定されたベータだったが、今回、米国内のすべての販売者が利用できるようになった。

 

Twitter ショップ

 

Location Spotlight(ロケーション・スポットライト)

ロケーション・スポットライトにより、ビジネスの所在地、営業時間、連絡先を表示することができます。現在、米国、英国、カナダ、オーストラリアのすべてのプロフェッショナルに提供されており、7月には全世界のプロフェッショナルに提供される予定です。

※参考リンク:

 

  • 事業所の所在地:プロフィール内の小さな地図上に表示される。所在地をタップすると、Googleマップやデフォルトの地図アプリが表示される。
  • 営業時間(オプション):人々がその場所を訪れることを望む曜日や時間帯を紹介することができる。
  • 連絡先:スポットライトの「コンタクト(連絡する)」ボタンを有効にすると、以下のうちの一つまたは複数を関連づけることができる。①電話、②テキストメッセージ、③Twitterダイレクトメッセージ、④電子メール

 

キャンペーンプランナー

キャンペーンプランナーにより、広告主はターゲットオーディエンスにリーチするためにどの程度の広告予算が必要となるのかをプランニングの段階で把握しやすくなります。

※参考リンク:

 

  • 米国、英国、日本のすべてのマネージドパートナー(Twitterが支援している広告主)に対してキャンペーンプランナーの提供を開始。
  • マネージドパートナーは、担当Twitterクライアントパートナーを通じてキャンペーンプランナーへのアクセスを申請可能。
  • オークション型のキャンペーンにおいて、指定したターゲットオーディエンス、配信期間、フリークエンシー設定、プレースメント、予算に対してリーチ、インプレッション、平均フリークエンシー、CPMを予測できる。
  • キャンペーンプランナーから直接キャンペーンの下書きを作成、保存することができる。

 

Twitter キャンペーンプランナー

 

Product Drops(プロダクト・ドロップ)

(6月9日に発表済み)プロダクト・ドロップにより、購入者が自分にとって一番重要なブランドの新商品情報のリマインドを受け取ることができるようになります。

※参考リンク:

 

  • プロダクト・ドロップでは、販売者が発売予定の商品についてツイートすると、ツイートの最後に「Remind me(リマインドミー)」ボタンが表示される。
  • 購入者がこのボタンをタップすると、発売日(ドロップ日)に再度通知するように設定できる。
  • 発売開始時間の15分前と開始直後にアプリ内通知を受け取ることができるため、販売者のウェブサイトで商品を比較的早く購入できるようになる。
  • 通知をクリックすると、「Shop on website(ウェブサイトでショッピングする)」ボタンが表示され、それぞれの販売者のウェブサイトで商品を購入できる。
  • 購入者が「Remind me(リマインドミー)」ボタンをクリックする前に、商品や価格、口コミ情報をもう少し詳しく知りたい場合は、販売者のツイートをクリックすると、商品の説明ページが開き、必要な情報をフルスクリーン画面で確認できる。このページには価格、商品写真や詳細な説明のほか、ツイートする際にクリックして使えるハッシュタグも掲載されているため、他の購入者の口コミをTwitterで簡単にチェックできる。
  • 現在、プロダクト・ドロップが表示、活用できるのは、iOS端末を使用して英語でTwitterを利用している米国内の利用者のみ。

 

Twitter プロダクト・ドロップ

 

今回の発表についてのコメント

大手広告主に対しての絶好のアピールの場であるカンヌライオンズに合わせて盛りだくさんの機能追加を発表しましたね。今年は特に、ECの起点となるべく各社でしのぎを削りあっていますが、今回の発表もほとんどがEC領域でした。この動きは今後も当面続きそうですし、引き続き注目していきたいと思います。


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