【連載】Microsoft 広告 アカウントマネージャーに聞く Microsoft 広告、Copilotの追加に伴う機能を一般提供開始(5月アップデート)

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Microsoft 広告について掘り下げる連載「Microsoft 広告アカウントマネージャーに聞く」。第18回では入札戦略「コンバージョン値の最大化」の適用範囲などのアップデートについてお伝えしました。第19回では2024年5月10日発表のアップデート内容をお伝えします。

※参考リンク:

Microsoft 広告の新管理画面にCopilotが搭載

Microsoft 広告の新しい管理画面がリリースされ、生成AI機能のCopilotが搭載されました。
このアップデートにより、入稿済みの各キャンペーンからのインポートやPMAXキャンペーンの作成がより簡単になりました。

Microsoft 広告の新管理画面にCopilotが搭載

画像出典元:
https://about.ads.microsoft.com/en/blog/post/may-2024/may-product-roundup

その他、新しい管理画面には以下の特徴があります。

  • 概要ページ
    パフォーマンス、推奨設定、キャンペーン、コンバージョン計測状況を確認可能。
  • キャンペーン診断パネル
    キャンペーンのパフォーマンスや改善点を確認可能。注意が必要かどうかの評価が可能。
  • ナビゲーションメニュー
    よく使うメニューを左側のタスクバーに簡単に固定して、簡単にアクセスすることが可能。

また、Microsoft 広告の管理画面ではCopilotの一般提供が開始されました。2024年5月10日現在、日本を含めた一部地域のみで提供されています。

※参考:Microsoft 広告のCopilot紹介動画

Copilotは生産性の向上、創造性の向上、広告配信の継続的な支援を実現する、以下三つの機能を提供しています。

  • 会話型AIチャット
    AIアシスタントが、24時間年中無休でデジタル広告に関する質問に回答したり、Microsoft 広告管理画面の操作を手助けしたりします。

Copilotの機能

画像出典元:https://about.ads.microsoft.com/en/blog/post/may-2024/may-product-roundup

  • アセットの推奨
    ランディングページのURLに基づいて、Copilotが画像やテキストを自動で推奨してくれます。

アセットの推奨

画像出典元:https://about.ads.microsoft.com/en/blog/post/may-2024/may-product-roundup

  • アセットの作成
    Copilotに用意されているテキストプロンプトにテキストを入力することで新たな画像を作成することも可能になりました。

Copilotでのアセット生成機能が改善されたことで、アセットの種類が増え、その結果より適切にパーソナライズができるようになり、キャンペーンのパフォーマンス改善もしやすくなりました。

自動入札利用時に表示される推奨設定内容がアップデート

自動入札利用時に表示される推奨設定内容のアップデートが、今後数週間のうちに全市場で行われます。

キャンペーンとポートフォリオの両方に次の四つの新しいステータスが表示されるようになります。

  • 予算による制限
  • 自動入札の目標値による制限
  • 上限クリック単価(CPC)による制限
  • 広告在庫による制限

より魅力的なレスポンシブ検索広告を作成するための推奨対応表示がアップデート

レスポンシブ検索広告を作成する際に表示される推奨対応の表示がアップデートされました。このアップデートにより、広告強度に関するフィードバックや説明文の追加、アセットに関連するキーワードを追加すること等、広告を改善するための具体的な推奨対応を確認することができるようになりました。

より魅力的なレスポンシブ検索広告を作成するための推奨対応表示がアップデート

画像出典元:https://about.ads.microsoft.com/en/blog/post/may-2024/may-product-roundup

その他のアップデート

その他、以下のアップデートが発表されました。

  • マルチメディア広告にCTAの自動生成機能がリリース
  • レスポンシブ検索広告、動的検索広告、マルチメディア広告のアセットレポート機能がリリース

今回の発表についてのコメント(南)

今回のアップデートは、主にCopilot導入とそれに伴う自動化に関連したものでした。
レスポンシブ検索広告のアップデートにおいては、これまでGoogle 広告で搭載されていた機能がMicrosoft 広告にも搭載されました。より管理画面の使い勝手が向上し、運用者のパフォーマンス向上に貢献するアップデートであるように思えます。

前月までのアップデートでは入札に関する自動化と成果最大化に向けたアプローチを手に入れることができましたが、今月のアップデートでクリエイティブに関する自動化機能を活用できるようになったため、よりMicrosoft 広告の活用に向けたハードルが低下したものと想定されます。

またCopilot統合に伴うクリエイティブの作成機能により、ユーザーに対してより効果的なクリエイティブ発見につながりやすくなったかと思われます。

Unyoo.jpでは、引き続きMicrosoft 広告のアップデートに注目して参ります。

※これまでの連載記事はこちら
連載 Microsoft 広告アカウントマネージャーに聞く
 


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