DoubleVerify、ADH経由のYouTube広告のビューアビリティレポートでMRC認証取得

DoubleVerify、Google Ads Data Hub経由のYouTubeのビューアビリティレポートにおいてMRC認証を取得

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DoubleVerifyが取得したMRC認証とは

デジタルメディア測定、データおよび分析向けソフトウェアプラットフォーム企業のDoubleVerifyは、Googleが提供するAds Data Hubを利用したデスクトップおよびモバイル(ウェブおよびアプリ)でのYouTube動画のビューアビリティについての独立した第三者による計測とレポートに関して、Media Rating Council(MRC)による認証を初めて取得した企業であることを発表しました。

 
DoubleVerifyのCEOであるマーク・ザゴルスキー(Mark Zagorski)は、次のように述べています。「DoubleVerifyは、Ads Data HubでYouTubeの独立したビューアビリティレポートを提供し、その提供に対してMRCの認証を初めて取得した企業であることを誇りに思います。私たちの使命は、特にプライバシーに関する規制がより厳しさを増し、広告計測が変革され続ける中、広告主の様々なメディアチャンネルに対する投資を安心してできるよう、必要な透明性を確保することです。」
 

MRCとは

MRCは、Media Rating Councilの略で、メディア調査会社の監査や認定審査を行なう業界団体でありNPOです。
 
「メディア業界および関連ユーザーに対して、有効で信頼性が高く、効果的な測定サービスを確保する。」をミッションとしており、業界標準の策定および独立した公認会計士事務所による監査を実施し、基準への準拠を確認することを主たる活動としています。
 
165ほどのメンバー企業は広告主、メディア、プラットフォーム、計測ツールベンダーで構成されていますが、特に広告主は業界の最大手級の企業が名を連ねており、運営側にも回ることから、その認証については影響力は少なくないと考えられます(いわゆる「お墨付き」に近い信頼を得られることになります)。

※参考リンク:


 

今回のDoubleVerifyのMRC認証は、デスクトップとモバイル(ウェブとアプリ)が対象であり、Google Ads、DV360、YouTube Reserveなどの主要なYouTubeバイイングプラットフォームに適用しています。対象となる広告フォーマットは、スキップ可能なインストリーム広告、スキップ不可のインストリーム広告、スタンダード インストリーム、インストリーム セレクト、バンパー広告などです。
 
MRCのエグゼクティブ・ディレクター兼CEOであるジョージ・W・アイビー(George W. Ivie)氏は、次のように述べています。「マーケティング担当者は、広告投資に関する独立した第三者のレポートを非常に重要視しています。今回の認証は、Googleが提供するAds Data HubからアクセスしたYouTubeのデータに基づく計測およびレポートと、当該データのGoogle独自の収集・処理において、DoubleVerifyに対して行われたMRCの監査の結果によるものです。DoubleVerifyが市場の重要なニーズに応え、このような業界評価を取得したことを祝福します。」
 

Ads Data Hubとは、広告プラットフォーム事業者の提供する次世代型レポーティングの仕組みであるデータクリーンルームのGoogle版です。
 
Ads Data Hubを使うことにより、Google 広告やYouTube広告の広告配信ログデータを、ユーザーのプライバシーに配慮して一定の条件の下で自由に集計したり、それに自社データを掛け合わせて分析/集計できるのが特長です。
 
Ads Data Hubと公式に連携しているサードパーティ製のツールは、上記のことを同じようにできるようになります。Ads Data Hubの連携パートナーは既に数年前から存在はしていましたが、Google自体がAds Data HubのMRC認証を昨年2021年に取得したばかりなので、今回のDoubleVerifyを皮切りに、他の連携ツールもMRC認証取得が続く可能性はあります。

 

今回の発表についてのコメント

DoubleVerifyのMRC認証取得は今回が初めてではなく、既に2013年にビューアビリティにおいて取得をしています。今回の意義は、長年、米国広告主コミュニティが声を上げていた、巨大プラットフォーム群、特に世界最大級の動画広告在庫を誇るYouTubeにおいて、サードパーティ計測ツールが認証を取得したという点にあります。というのも、YouTubeは「ウォールド・ガーデン」であり、ある意味閉ざされた環境ですので、そこを突破し、かつ、認証機関が認めたことについては影響は大きいと思われます。
 
DoubleVerifyのプレスリリースでも、YouTubeのデジタル動画広告在庫の大きさについても触れています(「Statistaによると、2021年には、全世界で280億ドル以上の広告費がこのチャネルを経由して支出されたとしています。」)
 
一方で、技術力と開発へのコミット、資金力、認証にかかるパワーも含め、Ads Data Hubと連携した上、MRC認証を取得するとうのはハードルとしては低くないと考えられます(現状、Ads Data Hubのパートナーはグローバルで21社)。


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