Google 広告、インサイトページの追加など3つのアップデートを発表

Google広告、インサイトページの追加など3つのアップデートを発表

運用型広告レポート作成支援システム glu グルー2020年10月6日(火)、Googleはインサイトページの追加、P-MAXキャンペーン、動画アクション キャンペーンに関するアップデートを発表しました。

 

 

インサイトページの追加

インサイトページとは、ビジネスに合わせた固有のインサイトを提供する新しい機能です。今後、数ヶ月以内にベータ版として展開される予定です。

 

以下は、現時点で発表されているインサイトページのイメージです。

 


Image: Ads & Commerceblog

 

上図は、直近検索量が変動したキーワードカテゴリや、オークション分析で確認できる競合他社のインプレッション シェアの推移変動、増加が予測される興味関心についてのインサイトが表示されています。

 


Image: Ads & Commerceblog

 

上図は、テントに関するキーワードカテゴリの検索量やコンバージョン数の推移を示しています。右側のトレンド詳細を見ることで、テントに関するキーワードカテゴリには「近くのキャンプ用品店(camping supply store near me)」「キャンプ 皿(camping dishes)」「ポータブルシャワー(portable shower)」などのキーワードが含まれていることや、検索量が最も増加したオーディエンスにアウトドア愛好家(Outdoor enthusiasts)、キャンプ愛好家(Camping enthusiasts)、写真家(Photographers)が含まれていることが分かります。

 


Image: Ads & Commerceblog

 

上図では、前年比または先週比で検索量が増加したカテゴリが表示されています。

 


Image: Ads & Commerceblog

 

上図は、前出のテントに関するキーワードカテゴリの検索量やコンバージョン数の推移に加えて、該当する検索語句とその検索量の推移、それらの検索語句をキーワードとして追加した場合のアカウントの最適化スコアの改善度を表示しています。

 


Image: Ads & Commerceblog

 

上図は、テントに関するキーワードを検索したオーディエンスの変化量や地理情報を確認できます。

 

これらのカードを活用することで、競合やユーザーの動きを早い段階で捉えることが可能になり、キーワード追加やオーディエンス追加などの施策につなげることで、利益の最大化を狙うことができます。

 
 

P-MAXキャンペーン

P-MAXキャンペーンは、新しく追加される予定の完全に自動化されたキャンペーンです。本機能はまだテストの初期段階で、来年にはより多くの広告主をベータ版参加に招待予定とのことです。

 

※完全に自動化されたキャンペーンには、スマート ディスプレイ キャンペーンアプリキャンペーンローカルキャンペーンスマートショッピングキャンペーンなどが該当します

 

Search Engine Landは、P-MAXキャンペーンについて以下のように紹介しています。

“Performance Max campaign ads will be eligible to serve on the Display Network, YouTube, Gmail, Discover, Search etc. and are meant to complement standard Search campaigns. Search and search partners ads aren’t keyword-based and are served via dynamic search ads.”

(P-MAXキャンペーンでは、ディスプレイネットワーク、YouTube、Gmail、Discover、検索などに配信し、標準の検索キャンペーンを補完することができます。また、検索および検索パートナーへの広告配信は、キーワードベースではなく動的検索広告を介して配信されます。)

※引用元

 

P-MAXキャンペーンは、下図のような画面から追加可能となります。最適化するコンバージョンアクションも簡単に設定することが可能です。

 

Image: Ads & Commerceblog

 

レスポンシブディスプレイ広告同様、組み合わせやアセットレポートの画面も用意されています。

 


Image: Ads & Commerceblog

 

インサイトページにはパフォーマンスマックスキャンペーンの情報も表示されるため、トレンドの確認も可能です。

 


Image: Ads & Commerceblog

 

また、P-MAXキャンペーンでは、自動入札を利用することになりますが、精度をさらに高めるために、バリュールールを活用して、場所、デバイス、オーディエンスなどの特性に基づいてコンバージョン値を区別できます。これにより、コンバージョン値をカスタマイズしてビジネスに寄り添った最適化を実現することができます。

 

動画アクション キャンペーン

動画アクション キャンペーンは、2020年6月18日(木)にベータ版として発表された新しい動画キャンペーンですが、今後数週間以内に全ての広告主に拡大するとのことです。

 

動画アクション キャンペーンを利用すると、TrueView アクション キャンペーンの機能も使用できることに加え、YouTube ホームフィードなどの新しい掲載場所に自動的に広告を配信することができます。

 


Image: Ads & Commerceblog

 

米国では、毎月1億人以上がYouTubeとYouTubeTVをテレビ画面で視聴しており、テレビ画面での視聴者数が急増しています。

 

コネクテッドTVに動画アクション キャンペーンが配信された場合のイメージが、以下の動画で紹介されています。※途中からの再生になります

 

 

①コネクテッドTVに動画広告が表示される

 


Image: YouTube動画より

 

②CTAをクリックすると「SEND NOTIFICATION(お知らせを送信)」ボタンが表示

 


Image: YouTube動画より

 

③「SEND NOTIFICATION(お知らせを送信)」を選択するとスマートフォンにお知らせが届く

 


Image: YouTube動画より

 

今後1年間、動画アクション キャンペーンで広告を表示する方法を模索し、コネクテッドTVなどの新しい配信先でダイレクトレスポンス動画広告をテストするとのことです。

 

インサイトページとパフォーマンスマックスキャンペーンでは、自動化が加速するため、なかなか気付けなかったトレンドの変化にいち早く気付き、オーディエンスやクリエイティブの追加など新しい施策に注力しやすくなります。

 

また、動画アクション キャンペーンでは、視聴数が伸びているコネクティッドTVに最適な広告形式をテストするということで、期待が高まります。

 

いずれもとても魅力的な機能なため、実際に利用できるタイミングになり次第、早速使っていきたいですね。


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