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Yahoo!広告とは?特徴や種類からメリット・デメリットを徹底解説

Yahoo!広告とは? 特徴や種類からメリット・デメリットを徹底解説

「Yahoo!広告の特徴やメリット・デメリットが分からず、導入判断ができない」
「Yahoo!広告の種類や課金形態を詳しく知りたい」
「自社に適したプラットフォームを選びたい」

Yahoo!広告の導入を検討している方の中には、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、Yahoo!広告の特徴や種類、メリット・デメリットなどを詳しく解説します。Yahoo!広告の全体像を把握し、自社の課題に合わせた効果的な広告運用を実現したい方、Yahoo!広告の導入を検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

Yahoo!広告とは

yahoo!広告とは

Yahoo!広告とは、LINEヤフー株式会社による、Yahoo! JAPANや提携サイトに広告配信を行うサービスのことです。Yahoo!広告の主な配信対象となるYahoo! JAPANの月間利用者数は約5,400万人(出典:LINEヤフー 媒体資料(2025年1月改訂版))と非常に多く、それらのユーザーに対する広告配信が可能です。

Yahoo!広告の特徴

Yahoo!広告の特徴

Yahoo!広告は、LINEヤフー株式会社が提供する総合的なオンライン広告プラットフォームです。Yahoo! JAPANの主要サービスをはじめ、ニュースやブログなど、幅広い媒体に広告を配信できます。

ただし、配信可能な領域がYahoo! JAPANのサービスと一部の提携サイトに限定されるため、GDN(Google ディスプレイ ネットワーク)ほど広範囲にはリーチできません。そのため、Yahoo!広告とGDNを併用し、両プラットフォームの強みを生かして、広告効果の最大化を図ることをおすすめします。

Yahoo!広告を活用する三つのメリット

Yahoo!広告を活用する三つのメリット

Yahoo!広告を活用するメリットは主に以下の三つです。

  • 少額予算でも運用可能
  • 手厚いサポート体制
  • クリック単価が比較的安い

運用面のハードルの低さや、コスト面でYahoo!広告は優れています。それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。

1.少額予算でも運用可能

Yahoo!広告は、少額の予算から広告運用を始められるのが魅力の一つです。1クリックあたりの単価が数十円から設定できるため、初めて広告運用に取り組む企業や、テストマーケティングの一環で運用してみたい場合に適しています。大規模な予算を投じなくても、一定の期間で広告効果を測定し、その結果を次の戦略立案に生かすことができます。

また、少額での試験運用を通じて、自社の商材やサービスに適した広告手法を見つけるという使い方もあります。予算規模が限られている中小企業や、広告運用の経験が少ない企業にとって、Yahoo!広告は最適な選択肢の一つです。

2.手厚いサポート体制

Yahoo!広告では、広告主向けの充実したサポート体制が整っています。広告運用の基礎を学べる「公式ラーニングポータル」が用意されており、初心者であっても基本的な設定方法から運用のコツまで、体系的な知識の習得が可能です。

また、専門のサポートチームがおり、広告運用に関する疑問や課題があれば、いつでも相談できます。リソースが限られている企業でも「初期設定サービス」を利用すると、スムーズに運用を開始できるでしょう。

初心者から上級者まで、幅広いレベルに対応したサポートツールと学習リソースが提供されているのが、Yahoo!広告の大きな強みです。

3.クリック単価が比較的安い

Web広告といえば、多くの人がまずGoogle 広告を思い浮かべることもあり、Google 広告を配信している企業が多くなっています。そのため、Google 広告は競争率が激しく、オークションによりクリック単価が高騰することがあります。

ただ、Yahoo!広告はGoogle 広告ほど競争が激しくないため、プロモーションを行うサービスや製品によってはGoogle 広告よりもクリック単価が低くなることがあります。同じ広告費でも、Google 広告よりYahoo!広告の方が多くサイト流入を獲得できることが、メリットとして挙げられます。

Yahoo!広告を活用する三つのデメリット

Yahoo!広告を活用する三つのデメリット

Yahoo!広告を活用するデメリットは主に以下の三つです。

  • ユーザーへのリーチが限定的
  • 管理画面の操作に慣れるのに時間がかかる
  • 審査基準が厳しく出稿できない可能性がある

Yahoo!広告の活用を検討する際には、デメリットもきちんと把握しておくことが大切です。

それぞれのデメリットを詳しく見ていきましょう。

1.ユーザーへのリーチが限定的

Yahoo!広告の課題の一つが、ユーザーへのリーチが限定的なことです。Google 広告と比較すると、Yahoo!広告の利用者数は少なく、広告が届く範囲も限られています。また、Yahoo!広告のユーザー層は年齢層や地域に偏りがあるため、幅広いターゲットにアプローチしたい場合には不向きです。加えて、国内市場に強みを持つYahoo!広告ですが、海外ユーザーへのリーチは期待できないのが現状です。そのため、自社のターゲットオーディエンスの特性を見極め、Yahoo!広告が適しているかどうかを慎重に判断する必要があるでしょう。

2.管理画面の操作に慣れるのに時間がかかる

Yahoo!広告の管理画面は、検索広告(リスティング広告)とディスプレイ広告で別々に用意されているため、両方を運用する場合は操作に手間がかかります。Yahoo!広告の管理画面に慣れるまでは、トライアンドエラーを繰り返しながら、少しずつ操作方法をマスターしていく必要があります。

3.審査基準が厳しく出稿できない可能性がある

Yahoo!広告では、他の広告プラットフォームと比べて、広告の審査基準が厳しいことで知られています。特に健康食品や美容関連の商材は、審査が厳格に行われるケースが多くあります。広告が承認されないリスクにも注意が必要です。結果として、掲載可否の審査に時間がかかり、広告の掲載開始が遅くなったり、スムーズな運用ができず機動的なプロモーション展開が難しくなったりする可能性があることを理解しておきましょう。

Yahoo!広告の種類

Yahoo!広告には「検索広告(リスティング広告)」と「ディスプレイ広告」の2種類があります。検索広告では主にYahoo! JAPANで検索をした際の検索結果に広告を配信し、ディスプレイ広告ではYahoo! JAPANトップページ、Yahoo!ニュースやパートナーサイトにバナーや動画の形式で広告が配信されます。

※参考リンク:国内の主要パートナーサイト

検索広告(リスティング広告)

Yahoo! JAPAN、または国内主要パートナーサイトで検索をした際、検索クエリと登録したキーワードの類似性に応じて検索結果ページにテキスト型の広告が表示されます(以下の図は広告の表示例)。

検索広告(リスティング広告)1

検索広告(リスティング広告)2

引用元:【公式】Yahoo!広告の検索広告(リスティング広告)

自社商品・サービスに関連するキーワードを設定し、検索結果に表示することで、いわゆる顕在層を中心にアプローチすることが可能です。広告配信設定としては、キーワードの他にも以下を設定することで、さらにターゲットを絞り込むことができます。

  • 地域
  • 曜日・時間帯
  • デバイス(PC・スマートフォン・タブレット)
  • サイトリターゲティング

※参考リンク:利用可能なターゲティング一覧

ディスプレイ広告(運用型)

Yahoo! JAPANトップページ、Yahoo!ニュースやパートナーサイトにバナーや動画の形式で広告が配信されます(以下の図は広告の表示例)。

ディスプレイ広告(運用型)

引用元:Yahoo!広告 ディスプレイ広告

利用可能な広告フォーマットは以下のとおりです。

ディスプレイ広告(運用型)2

引用元:Yahoo!広告 ディスプレイ広告

ターゲティングについては以下が設定可能です。状況に応じて複数のターゲティングを組み合わせることで、より適切なユーザーにアプローチできる可能性が高まります。

ターゲティング種別 概要
性別・年齢 広告を配信する性別・年齢を設定
曜日・時間帯 広告を配信する曜日や時間帯を設定
地域 広告を配信する地域を都道府県および市区郡単位で設定
デバイス 広告配信先のデバイス(端末)やOS、プラットフォームなどを設定
オーディエンスリスト 例えば指定したWebサイトに訪問したユーザーのリストを蓄積することで、それらの作成済みリストをターゲティングに利用できる。また「共通オーディエンスリスト」では、以下の中の複数トピックを選択して広告を配信することが可能。

  • 興味・関心:あらかじめ用意された項目を指定することで、それらに興味や関心を持つユーザーをターゲティングできる。(例)利用ターゲティング:ライフスタイル、趣味/アウトドア好き
  • 購買意向:あらかじめ用意された項目を指定することで、それらの購買意欲が高いユーザーをターゲティングできる。(例)利用ターゲティング:アパレル、アクセサリー/時計、宝石/腕時計
  • 属性・ライフイベント:あらかじめ用意された項目を指定することで、特定の属性、またはライフイベントに当てはまるユーザーをターゲティングできる。(例)利用ターゲティング:ライフイベント/マイホームの購入
プレイスメント 広告を配信(または配信除外)したいWebサイトのドメインやページURLを指定
コンテンツキーワード 広告を配信(または配信除外)したいWebページをキーワードで指定

※参考リンク:利用可能なターゲティング一覧

ディスプレイ広告(予約型)

Yahoo! JAPANトップページの中でも、特に視認性の高い箇所に広告を配信できます。

ディスプレイ広告(予約型)

引用元:Yahoo!広告 ディスプレイ広告

ディスプレイ広告(運用型)とは異なり、広告オークションによる広告掲載ではなく、あらかじめ掲載期間や表示回数に応じた料金を支払うことで、広告配信枠を予約購入する形式です。

※参考リンク:ディスプレイ広告(予約型)の詳細

Yahoo!広告とGoogle 広告の違い

Yahoo!広告とGoogle 広告の違い

Yahoo!広告とGoogle 広告の違いは主に以下の四つです。

  • ユーザー層の違い
  • 掲載面の違い
  • ターゲティング機能の違い
  • 管理と入稿規定の違い

Yahoo!広告とGoogle 広告の違いを理解しておくと、どちらの広告媒体が自社に合っているのかを把握できます。それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。

ユーザー層の違い

Yahoo!広告は、40代以上のユーザーが多く、特に50代以上の中高年層へのアプローチに適しており、パソコンユーザーが中心です。また、女性の利用率がやや高い点も特徴といえます。

一方、Google 広告は全年代に満遍なく利用されていますが、若年層で特に利用率が高い傾向にあります。Google 広告はスマートフォンユーザーの比率が高く、男女比に大きな偏りは見られません。これらを踏まえ、自社の商材やサービスがどの年代・性別をターゲットとしているかを考慮し、適切な広告プラットフォームを選ぶ必要があります。

掲載面の違い

Yahoo!広告の広告掲載面は、以下の媒体に限定されます。

  • Yahoo! JAPANのポータルサイト
  • 提携メディア(食べログ、クックパッドなど)

Yahoo!広告の掲載面には、日本国内の大手メディアが多く含まれているのが特徴です。日本市場に特化した広告展開を考えている場合には、Yahoo!広告が有効でしょう。

一方、Google 広告は、Google 検索結果ページやYouTube、Gmailなど、幅広い媒体に広告を配信できます。Google 広告は世界中のWebサイトに広告を掲載できるため、グローバルな広告展開にも適しています。

自社の商材やサービスが対象とする市場に合わせて、適切な広告プラットフォームを選択することが大切です。

管理と入稿規定の違い

Yahoo!広告の入稿規定は、Google 広告と比べてかなり厳格で、特に健康食品や美容関連の広告に対しては慎重に審査が行われます。審査完了までに3営業日程度かかる場合もあります。また、Yahoo!広告は検索広告とディスプレイ広告で管理画面が分かれているため、両方を運用する場合はそれぞれで操作が必要です。

一方、Google 広告の審査は通常1営業日以内に完了します。単一の管理画面で統一的に運用できるため、操作性にも優れています。

初めてYahoo!広告を利用する場合は、入稿規定を事前によく確認し、管理画面の操作方法を事前に習得しておく必要があります。

Yahoo!広告の課金形態

Yahoo!広告の課金形態

課金形態はおおむねクリック課金ですが、キャンペーンタイプやキャンペーン目的設定によって変動します(以下の表を参照)。

メニュー キャンペーンタイプ/キャンペーン目的 課金形態
Yahoo!検索広告 標準キャンペーン クリック課金
Yahoo!検索広告 動的検索連動型広告キャンペーン クリック課金
Yahoo!検索広告 アプリ訴求キャンペーン クリック課金
Yahoo!検索広告 検索連動型ブランディングキャンペーン
※予約型。一部の広告主限定で利用可能
掲載期間、バナーオプション・連結オプションの有無によって異なる
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型) サイト誘導 クリック課金
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型) 動画再生
(CPV)
※動画が10秒再生された場合(10秒未満の動画の場合は再生完了)に課金される
動画再生課金
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型) アプリ訴求 クリック課金
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型) コンバージョン クリック課金
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型) 商品リスト訴求 クリック課金
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型) ブランド認知 ビューアブルインプレッション課金
※広告の50%以上の範囲が1秒以上連続して表示(インストリームの掲載面では、広告の50%以上の範囲が表示された状態で2秒以上連続して動画再生)された場合、そのビューアブルインプレッション1回あたりに課金される
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型) PayPayギフト クリック課金
Yahoo!ディスプレイ広告(予約型)
※一部の広告主限定で利用可能
PayPayギフト クリック課金

・vimps購入型(変動型)
・時間帯ジャック購入型
・枠購入型
※あらかじめ掲載期間、表示回数に応じた料金で配信枠を購入する形式
※料金についての詳細は、当該メニュー取り扱い可能な代理店などを通じて確認可能
※料金の目安はこちら

Yahoo!広告の費用感

Yahoo!広告の費用感

予約型のメニューについては、一部の広告主限定で利用可能です。広告配信地域を絞り込む形式では20万円からと、比較的安価に出稿できる場合もありますが、中には1000万円以上という高額なメニューもあるため、やや予算に余裕のある広告主向けといえます。

※参考リンク:ディスプレイ広告(予約型)の料金目安

一方で、検索広告やディスプレイ広告(運用型)であれば、おおむねクリック課金の形態で、広告がクリックされたときのみ課金されます。予算設定も柔軟に変更することが可能です。クリック単価の目安については、1クリックあたり10円~数百円程度というケースもあります。

まとめ

まとめ

Yahoo!広告は少額予算でも運用でき、手厚いサポート体制が整っているのが魅力です。一方、ユーザーへのリーチが限定的である点には留意が必要です。そのため、自社の課題やニーズに合わせて、適切な広告プラットフォームを選択する必要があります。Yahoo!広告の導入を迷っている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

また、効果的なYahoo!広告の運用には、戦略立案から日々の運用、分析・改善まで、専門的なノウハウが不可欠です。アタラ株式会社では、専門知識が豊富なコンサルタントによる広告運用最適化サービスやコンサルティングを提供しています。現状のパフォーマンスにご不満の方や、Yahoo!広告を始めてみたいという場合はぜひご相談ください。

広告運用のパフォーマンスを改善するアタラの支援サービス

※この記事の内容は、公開・更新時点の情報をもとに作成しています。

公開:2023年6月7日
更新:2025年5月23日

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