「アタラらしい」って何だろう?

アタラの役員陣による座談会1

「アトリビューション」、「運用型広告」、「自由な働き方」、「ダッシュボード」、「APIエコノミー」など、アタラが取り組んでいる分野は多岐にわたりますが、どうも外から見るとそれらが渾然一体となっていてよく分からない、靄に包まれたようなイメージがあるようです。そこで、実際のところ「アタラってどんな会社」なのかを改めて考えるべく、座談会形式で「アタラらしさ」を語ってみました。

アタラってどんな会社だろう?

杉原:アタラは、企業向けに、デジタルマーケティングのコンサルティングや、人がやらなくてもいいところを自動化するためのソフトウェアを提供している会社です。私が、オーバーチュア株式会社(現ヤフー株式会社)とグーグル株式会社の二大検索エンジン会社でキャリアを積んだのち、2009年に独立して立ち上げました。

2009年の設立当初から本社は横浜ですが、そこに実はオフィスはないです。メンバーは東京の拠点である分室(現在は新宿)を中心に、自宅、ライブラリなど自由な場所で仕事をしています。外にいても通信カードや公衆Wi-Fiでどこでも仕事ができる環境になったので、それをやりやすい業種だからフルに活用していますね。一方で、集まった方が効率がいいのも事実なので、開発や技術サポートのメンバーは分室に集まることが多いですし、行けば誰かいる、という環境になっているので、一人で黙々とやっている、というわけでもないです。丁度いいバランスですね。

清水:コンサルタントは週に一度定例会議をおこない、可能な限り顔を合わせるようにしています。参加できないメンバーはSlackやHangoutで参加するなど、会議も場所を問いません。朝の決まった時間に出社することも、決まった時間に退社することもなく、タイムスケジュールは自分で決めます。自律的に働く。それがアタラではないかと思っています。

杉原:起業当初は私しかいなかったので、私がアイデアを出して、それを形にしてくれるエンジニアとの二人三脚でした。でも、今ではリスティングやソーシャルを中心とした運用型広告、プログラミングやマーケティングといったそれぞれの分野に長けたメンバーが集まり、専門性を発揮して様々なプロジェクトに携わっています。

一人ひとりがその道のプロフェッショナル、職人だと思います。自分の仕事に責任とプライドを持って楽しんでやっている人を、私は「職人」だと思っています。

加藤:エンジニアは、まさに職人が多いかもしれませんね。私自身もどちらかといえば職人気質だと思います。アタラに参画した理由は、代表の杉原の話を聞いて、理屈ではなく直感で「これはいける!」「おもしろそう!」と思ったからです。

デジタルマーケティングは急成長し、変化も激しい分野ですが、その前提となるシステム化はまだ遅れているように思います。特に、運用型広告に関しては広告代理店の労働集約型のビジネスモデルが長かったため、作業負荷が問題視されています。人がやらなくても済む部分は自動化が必要だと言われていますが、まだまだ改善されていません。アイデアはあっても実現がなかなかできていないのが現状です。

杉原:それを長年課題に感じていて、解決するために独立したようなものですね。

加藤:杉原をはじめ、アタラのメンバーはシステムの分かるマーケッターが多いので、技術とマーケティングの橋渡しができる貴重な存在ではないかと思います。私自身もエンジニアとして、自分の技術や経験をもって業界の課題を解決していることに、大きな期待とやりがいを感じています。

清水:アタラでは、各自が自身の持ち場で専門分野を発揮していますよね。あとは、自分で判断して行動することが前提になっているのも特徴だと思います。周りがいちいち進捗管理をしてくれるわけではないので、ワークスタイルも自然とそうなっていきます。

佐藤:何よりも、方向性や価値基準が近いことがいいと思いますよ。そこに強い信頼があるし、建設的な議論をすることができるメンバーなので、普通の企業よりは会って話す時間が少ないかもしれないけれど、それぞれが自ら判断して目指す方向へ進んでいると思います。

アタラの役員陣による座談会2

清水:強い信頼があればコミュニケーションのロスが少なくなるので、意思決定までのスピードが自然と速くなりますね。アタラの中にいると感じませんが、客観的に見ると割と速い会社だと思います。思いついたらすぐに行動へ移す。このドライブ感はアタラでは大切なコンピテンシーかもしれません。

アタラで働くということ

久永:アタラのように時間と場所の制限が少ないことが、プラスに働く人もいればマイナスに働く人もいます。時間と場所を自己管理できる人にとっては、アタラという環境はパラダイスだと思いますよ。

清水:私自身は、今の環境の方が生産性が高まるし、自分に合っていて快適です。育児にも時間が割けますし、いわゆるワークライフバランスがとりやすい環境です。おそらくもう二度と、出退勤の厳しい一般の会社では働けないと思います(笑)。

杉原:また、意思さえあれば、世の中に情報を発信する場がアタラにはあります。Unyoo.jpというメディアのほかにも、ほとんどのメンバーが大小様々なカンファレンスやセミナーで登壇していますし、著書も持っています。発信する場があるというよりは、発信することを勧めているという感じですね。そういう組織はあるようでなかなかないので、一緒に働く人にはこの機会を最大限に活用してほしいですね。

清水:私は前職で広告代理店にいました。アタラを知った時、業界内で特殊なポジションにある会社だなと思いました。広告代理店と広告主のちょうど中間にいる、中立的な立場の会社というか。そこに魅力を感じ、自分のキャリアを活かしてアタラで面白いことができるのではないかと思い飛び込みました。

今ではすっかり慣れましたが、入社当初はやはりタイムマネジメントが課題でした。前職では中間管理職だったので、決めなければいけないことや社内会議が大なり小なりしょっちゅうありました。会議が仕事のような毎日です。自分のためだけに使える時間はほとんどなくて、上司との調整、部下への指導に時間を費やす毎日でした。「時間がない」という言い訳も口に出ることが多かったです。

でも、アタラは会議も必要なものしかありませんし、基本的にすべてが自己管理なので無駄がいっさいありません。「自分のためだけに使える時間がこんなにあるのか」と、最初は驚きました。もう「時間がない」という言い訳はできないなと(笑)。
アタラの役員陣による座談会3

アタラが求める人物像

加藤:毎日顔を合わせないことに最初は戸惑いましたが、慣れれば快適です。すべてが自律して、自由だからです。従来の会社という存在とは違う、新しい形がアタラではないかと思います。自由は責任と表裏一体なので、仕事に責任感をもち、自律的に動ける人にはアタラは合うと思いますよ。

久永:一方で、自己管理の比重が大きいので、無意識にハードワーカーになってしまいがちなのが問題でしょうか。技術サポートのメンバーはうまくコントロールしながら仕事をしてくれていますが、新しいメンバーは気負いもあってなかなか急にはペースを作れないので、少しずつ慣れていってほしいと思います。

佐藤:自主自律はキーワードだと思います。アタラのワークスタイルは、それが前提で成り立っているようなものですから。

杉原:冒頭に「職人」というキーワードを出しましたが、現在すでに専門家としての経験や実績があり職人として活躍されている方はもちろんのこと、「○○分野は私に任せてほしい」「自分は○○の分野をアタラで挑戦してみたい」といった職人予備軍も大歓迎です。外資のパートナーやクライアントも増えているので、語学に関心があると嬉しいですね。

私は「Missing Piece」という言葉を大切にしています。Missing Piece とは、パズルを完成させたときに一つだけ足りないピースのことを指します。ピースがすべてそろってパズルは完成ですが、組織はそう簡単にはいきません。組織は常に変容しているので、世の中から必要とされている以上は、常に足りないピースを探し求めています。

条件はたった一つ。アタラというスタイルが肌に合うかどうかだけだと思います。「面白そう」と思った人、ぜひお会いしたいですね。アタラにとっての Missing Piece は、これを読んでいるあなたかもしれないので。

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