広告レポート自動化(glu)事例: ソニー銀行株式会社


ソニー銀行株式会社

gluは運用型広告のインハウス運用の強い味方!BI連携でダッシュボードへの広告データ一括出力も簡単・迅速に実現

アタラの評価ポイント

・豊富なインハウス支援実績に裏打ちされた、インハウス組織向けのレポーティングノウハウ提供
・ダッシュボードへ出力する広告データの収集エンジンとしてもgluが威力を発揮
・カスタム性が高いツールだからこその、手厚いサポートが魅力

 

ソニー銀行株式会社
マーケティング部 大矢 理史様
DX戦略部 データアナリティクス課 森川 拓様


サービスサイト https://moneykit.net/

2001年に開業したインターネット銀行であるソニー銀行株式会社。同社では運用型広告のインハウス化に伴い、広告レポーティングの工数削減のために「glu」を導入されました。当初はエクセルレポートへの自動出力を目的に利用されていましたが、現在では社内ダッシュボード基盤である「Domo」へ広告データを出力するといった発展的な活用方法も実践されています。

本記事では、マーケティング部の大矢理史様と、DX戦略部の森川拓様に、glu導入の経緯から実際の効果までを、アタラマーケティングチームがインタビューしました。

 

■広告運用のインハウス化を機に、レポーティング自動化へ

―御社の会社概要と、自己紹介をお願いします。

大矢:ソニー銀行は2001年開業のインターネット銀行です。ネット銀行自体は世の中にすでにたくさんありますが、弊社の特徴としてはSony Bank WALLET という外貨も使えるVisaデビット付キャッシュカードを主力で取り扱っています。私は現在、マーケティング部でウェブのプロモーション領域を担当しており、主に検索連動型広告やディスプレイ広告といった広告運用業務を担当しています。

森川:私はDX戦略部に所属しており、社内データの利活用の促進が主なミッションです。マーケティング部とは、広告データを見える化する部分において連携しています。

―ありがとうございます。では早速gluのお話に移りますが、もともと貴社はインハウス体制で広告運用を行っていらっしゃったのでしょうか。

大矢:以前は広告会社に広告運用をアウトソーシングしていたのですが、2019年よりインハウス体制へと切り替えることになりました。その際に課題として挙がったのが、これまで広告会社から定期的に提出していただいていたレポートを、今後は自社でどう作成していくのかという点でした。

森川:やはりPDCAを継続的に行う場合は、集計・レポート作業をどれだけ効率化できるかが重要です。広告レポートにおいてはGoogle 広告からデータをダウンロードして、Yahoo!広告からダウンロードして、それをまた集計してという煩雑な工程を経ることになるので、時間がかかるという点がネックになります。

大矢:社内協議の結果、毎回手動でレポーティングを行うのは非効率であると判断し、レポーティング自動化のためのツールを探すことになりました。

―その際に、gluが候補に挙がったと。

大矢:そうですね。もともとインハウス体制に移行する際に、ノウハウを提供してほしいということでアタラさんの「伴走型インハウス支援」メニューを導入していたため、gluについては存じていました。詳しくお話を伺ったところ、gluを使えば定期的・自動的に弊社が欲しいフォーマットでExcelレポートが作成できることが分かり、gluの導入を決めました。

ちなみに弊社はダッシュボード基盤として全社的に「Domo」を導入しており、Domoと簡単に連携できる点もgluを採用した決め手の一つでした。

―すでにDomoの運用は開始されていたのですね。

大矢:はい。最初はExcelでレポートとして出力することしか考えていなかったのですが、アタラさん自身もDomoのトップセールスの実績があるということだったので、先々、広告データもDomo化していくことを見据えると、やはりgluを導入するのが一番いいだろうという結論に至りました。


ソニー銀行株式会社 glu 事例

 

■gluを収集エンジンとして活用し、Domoで広告データを可視化

―gluにはさまざまなオプション機能がありますが、よく利用される機能はありますか。

大矢:当初はExcelの定期レポートを自動作成するオートコンパイル機能をよく使っていたのですが、すぐにDomoと連携するようになったため、現在、一番利用しているのは外部出力(BI)連携機能です。


オートコンパイル機能とは
glu上にレポート作成スケジュールを設定することで、定期レポートを自動作成します。作成タイミングは日別・週別・月別など柔軟に設定できます。

外部出力(BI)連携とは
「脱Excel」の流れを受け、BIツールやダッシュボードでデータを可視化するニーズが高まっています。gluは取り込んだ各種広告データや成果データを正規化し、BIツールなどへ供給する役割も果たします。広告関連データに加え、マーケティング全体の数値、経営判断に必要なさまざまなデータを統合するための取り組みも進めています。


―現在は、広告データの進捗管理や予算実績管理はDomoのダッシュボード上で全て管理されているのでしょうか。

森川:はい。Google 広告やYahoo!広告といった主要媒体のインプレッションや、クリック数といった広告関連数値、口座開設数、申込件数といったコンバージョン数値は全てDomoで確認できるようにしています。gluを使えば広告データの収集元を一本化できるため、システム上の設定も簡単で助かっています。

なお、BIツールが導入直後だった弊社にとって、本事例がDomoにおけるPDCAレポートとしてのモデルケースになってくれました。これを契機に社内全体でのDomoの利用促進・活性化にもつながったと考えております。

ソニー銀行株式会社 glu 事例

―では、実際に導入された感想や、導入にあたり感じたことがあれば教えてください。

森川:弊社が銀行業ということもあり、弊社のセキュリティ体制は他社に比べて相当に厳重だと思います。そんな中で、セキュリティに関する要望にも応えていただくだけでなく、弊社ならではの連携に際する懸念点などを丁寧に教えていただきました。

また、私自身は広告に携わったことがあまりなく、そもそもデータがどのようなものなのかが分からなかったため、何度も電話し、大変手厚いサポートをしていただけたと思っています。

大矢:サポート担当の方とのコミュニケーションは主にBacklogを利用していましたが、細かな問い合わせに対してもしっかりとご返答をいただけました。導入の終わったタイミングで、gluを使いこなすための勉強会も開催していただきました。

―gluは柔軟性の高いツールのため、企業によって使い方は千差万別です。他社事例をお客さま同士で共有していただく「gluユーザーサミット」というイベントや、gluの応用的な使い方を紹介するコラムなどもありますので、そういったイベントやサービスもぜひご活用ください。本日はどうもありがとうございました。


ソニー銀行株式会社 glu 事例

アタラ合同会社 清水一樹
同事例を担当するコンサルタント
清水一樹
シニアコンサルタント
WEBデザイナーを経て広告代理店に入社し、運用型広告の黎明期からプレイヤー・管理職を務める。アタラ合同会社から、運用型広告を中心としたコンサルティングだけでなく、テクノロジーによるマーケティング課題にも従事し、アタラの全事業のコンサルタントを担っている。
特に運用型広告×コーチングを絡めた「人」に寄り添ったコンサルティングを心がけており、伴走型インハウス・広告運用トレーニング・アトリビューション分析を得意としている。
書籍「運用型広告 プロの思考回路」、「海外カンファレンスの歩き方」 MarkeZineでの執筆など多数。
・アドテック九州登壇
・コーチング塾Integrity 卒業


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