運用型広告 事例紹介:株式会社 Gengo


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「Gengo your world. 言葉の壁のない世界をすべての人に」


株式会社 Gengo
徳生 裕人 様
http://ja.gengo.com/


グローバルに翻訳サービスを展開するGengo は、2012年4月にアタラのリスティング広告コンサルティングを導入しました。導入直後からランニングコスト削減、費用対効果の改善、売上アップなど目に見える成果を上げています。同社でマーケティング VPを務めていらっしゃる徳生様に、コンサルタントの岡田が活用状況等を伺います。


■Gengo の事業について

岡田:改めて、Gengo の事業についてお聞かせください。

徳生:Gengo は東京に本社を置き、世界中で翻訳サービス事業を展開する会社です。Google翻訳の有料版のような形で、ウェブサイトでテキストを入れて数時間経つと完璧な翻訳結果を手にすることができます。特徴の一つはクラウドソースモデル、すなわち世界中の翻訳者になりたい人が弊社のウェブサイトを訪れ、登録をして、試験を受けて合格した者だけが翻訳者になれるという仕組みです。登録者のうち10%以下の人だけが合格するという厳しい審査を経て、現在は約5,000人の翻訳者とのネットワークを構築しています。もう一つの特徴が、API に力を入れておりまして、Gengo のウェブサイトにこなくても、他のサイト上でテキストが翻訳できたり、サイト自体を多言語化できたりするソリューションを提供しています。こうした二つの特徴があり、結果としてBtoC とBtoB の両方の側面を持っていますが、私たちが目指していることは、インターネット上にある言葉の壁を誰もが乗り越えられるようにしたいということです。

岡田:API を使って提供するサービスは、企業の多言語化の他にもあるのですか?

徳生:いろいろあります。サイト自体を多言語化することは昔からやっていますが、Eコマースのサイトで商品が1万点や10万点とある場合。商品説明文を全部、多言語化することはお金の問題もあってできません。そこで例えばあるクライアントは、売れていないものは機械翻訳、売れている数%の商品のみ人力翻訳という形で実験的に使い分けたところ、人力翻訳の方がコンバージョンが20%くらい高く、翻訳コストは十分もとがとれるという結果が得られました。今までそれができなかったのは、翻訳のコストが高すぎたということと、人力翻訳の自動化ができなかったためです。従来のやり方では翻訳してもビジネス的にペイしなかったものが、クラウドソース翻訳とAPI を組み合わせることで収益化できるようになってくる。そういったところで、弊社のサービスを使っていただくことが増えています。


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■Gengo 創業のきっかけ

岡田:いつからサービスを始めているのですか?

徳生:サービス自体は2008年の終わりから始め、2009年中旬に法人化しました。もともとは、日本にいた二人の外国人がたちあげた会社です。一人はイギリス人のウェブデザイナーで日本の女性と結婚して日本に来たけれど、日本語が話せずに仕事で苦労をした経験の持ち主です。ちょっとしたメールの翻訳にも苦労して「なんて言葉の壁は大変なんだ」と思ったそうです。もう一人のCTO は日本人とアメリカ人のハーフです。日本の大手メーカーにエンジニアとして就職したのだけれど、社内で英語公用語化が進み、エンジニアなのに翻訳の仕事ばかり依頼されることが増え、「言葉の壁はおかしいだろう」と逆のサイドから疑問を覚えストレスを感じたそうです。その二人が、「簡単な翻訳を簡単にできるようなサイトを作りたい」ということでつくった会社です。


■徳生さんのお仕事

岡田:その中で徳生さんはどのようなお仕事をしていらっしゃるのですか?

徳生:マーケティング全般ですので、サービスの認知度を高めより多くの方に使っていただけるようにすること、法人営業チームをサポートしたり、API を使うディベロッパーの方々へのコミュニケーション等を担当しています。

岡田:その中で、サーチマーケティングのコンサルティングをアタラに依頼してくださったわけですが、それまではリスティング広告は自社で運用されていたのですか?

徳生:はい、そうです。うちの会社は創業者が外国人であることもあり、社員の7割が外国人です。そのため最初は、英語を中心に、社内スタッフがリスティング広告を出稿していました。


■アタラに問い合わせた経緯

岡田:そこからアタラに問い合わせた経緯を教えていただけますか?

徳生:サーチマーケティング自体に取り組み始めたのは2012年からです。弊社の場合、翻訳者獲得、顧客獲得の双方の側面がありますが、幸いにも創業以来、非常に多くの翻訳者の方々にご利用いただいています。多くの翻訳者の皆様は、仕事があるときはすごく忙しく「明日までに20ページ訳してください」というような依頼に対応する一方で、仕事が終わると2週間くらい仕事がない場合もあります。ですから、日頃から自分のスキルを活かす場を探している方が多く、弊社サイトも検索等を通して見つけていただいているのだと思います。

岡田:なるほど。

徳生:一方、翻訳をして欲しいお客様を見つけるのは非常に難しい。ビジネスをされる方は誰しも何らかの形で翻訳ニーズを持っています。しかしながら、多くの方にとって翻訳とは「無料で非常に便利だけど質はイマイチなGoogle翻訳」のことであり、中でも一部の方は翻訳会社なるものがあるものは知っているけれど、高そうで連絡したこともない、そのような状況かと思います。その両極端の中間に弊社のような、誰でも気軽に使えて安価かつ品質の高い翻訳を提供するサービスがあるのですが、その存在自体を知らない人が多いです。そういった人たちが必要とするときにリーチできる方法は何かと考えたときに、リスティング広告は外せないと考えました。

岡田:最初は社内で対応していたリスティング広告を外部のパートナーに任せようと思ったタイミングはいつですか?

徳生:弊社の売上の6割は海外ですので、社内のイングリッシュスピーカーが中心に広告を運用していたこともありました。当初は、まずは英語圏で成果を上げてから日本展開と考えていました。ただ、日本と海外ではニーズが大きく異なる。すなわち、日本国内では英日双方向の翻訳が中心で、海外では英語から多言語へのローカライズが多く「日本展開」は言うほど簡単ではないことも分かっていました。そこで英語圏のキャンペーンがある程度、区切りがついた時点で、社内スタッフよりも専門家の力を使うべきという決断をして、日本国内についてはGoogle時代に同僚であり「社内アドワーズ三鬼神」の一人として畏れられていた岡田さんに相談することにしました。


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■アタラに決めた理由

岡田:社内での評判に多少認識の違いがありますが、ありがとうございます(笑)。ちなみにあと二人が気になりますね(笑)。そして、ご相談いただいたあとに検討してみて、どこかを紹介するより私が対応した方がお役に立てるのではと思い、ご提案して今に至るのですが、最終的にアタラにご依頼いただいた理由をお伺いできますか?

徳生:リスティング広告の圧倒的なスキルやノウハウがあるだけでなく、弊社のサービスを理解して緻密に設計してくださる方であると思ったからです。仕事が正確で丁寧です。

岡田:嬉しいです。私が担当して、キャンペーンをゼロから作ったり、リブランディングしたり、最初はアドワーズ広告だけでしたがYahoo!リスティング広告を始めたりと、いろいろとおこないましたが、実際に感触はいかがですか?


■アタラに満足している理由

徳生:リスティング広告については、日本ではアタラの岡田さん、アメリカでは現地のスペシャリストのコンサルティングを受けてきたのですが、最初からパフォーマンスに大きな違いがあり驚きました。

岡田:具体的にはどのような違いでしょうか?

徳生:アメリカの方はなかなかコンバージョンが上がりませんでした。最初に入れていただいた広告グループやキーワードの量も違いましたし、毎週改善されていくので、4月の開始当初から社内でも「アタラさんはすごいな」と話題になっていました。

岡田:それも嬉しいですね。

徳生:7月に社名を変更したので、その時のリブランディングにも協力していただきましたね。

岡田:無事に乗り切れてよかったです。ところで、徳生さんとの対面のミーティングは実はまだ今日が2回目で、普段はSkype かメールでコミュニケーションをとらせていただいておりますが、こういったスタイルはいかがですか?

徳生:弊社は海外の顧客企業とはSkype で打ち合わせることもよくありますし、採用面接もSkype で、入社して1ヶ月誰も会ったことがない、Skype のアイコンしか見たことがないという社員もいました。そういう例もあるくらいなので、弊社としては抵抗ありませんでした。会うことにこだわらずツールを駆使することで調整もしやすかったですし、詳細なレポートが送られてきたり、英語でも対応していただけたので弊社としては非常にやりやすかったです。ミーティングの前に細かく議題をいただけるので無駄もありませんでした。

岡田:ありがとうございます。

徳生:いただくアドバイスも的確でありがたいです。「予算を3倍にしたらもっと効果がでますか?」といった突拍子もない質問にも「もう少し様子をみたほうがいいですよ」「このタイミングで上げると無駄になりますよ」「なぜなら、こう思うからです」と100行近いメールがきたりするので非常に助かっています。岡田さんの誠実な人柄と仕事のすべてを信用してお任せしています。欲を言えば、コンバージョンがあと5倍になればもっと嬉しいかな(笑)

岡田:今後は簡潔なメールを書くよう心がけます(笑)本日はありがとうございました!


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