今週、「Googleショッピング データフィード構築サービス」を発表しました。

アタラ「Googleショッピング データフィード構築サービス」提供開始
http://www.atara.co.jp/pr/google_shopping.html

Googleが日本でGoogleショッピングを開始したので、以前から対応しようと検討はしていました。消費者が商品やショップを探す手段として、Googleがより大きな影響力を持つことになると考えています。これは、Googleショッピングで検索したときだけではなく、Googleの通常のウェブ検索結果でも、Googleショッピングの情報は出てくるからです。Googleが様々な検索サービスをユニバーサル検索としてウェブ検索の結果の中にブレンドして出してくるようになり、ECサイトはリスティング広告、自然検索(SEO) 、地図検索、イメージ検索、動画検索、そして今回のショッピングを意識して情報を準備する必要が出てきたわけです。また、GoogleショッピングはGoogle Merchant CenterというECサイト向けの管理画面に情報を登録するのですが、このGoogle Merchant CenterとGoogle AdWordsの連携は、既に欧米では実施されています。

Product Extensions
AdWordsのIDとMerchant Centerをリンクすることで、AdWordsの表示の下に展開可能なボックスが表示され、そこに商品の情報(商品名、価格、写真)が掲載されます。クリック率はかなり高くなることが予想されるので、実施しているECサイトとそうでないECサイトでは相当の差が出ると考えられます。
Product Extensionsのイメージ

Product Listing Ads
Product Listing Adsの最も大きな特徴は、キーワードでオークションに参加する必要がないということです。Merchant Centerに情報を登録しておけば、関連性があるとGoogleが判断した際には掲載され、しかも課金はCPAベースなので、低リスクで実施できます。
Product Listing Adsのイメージ

このように、Merchant Centerに商品情報をアップし、フル活用しないと、競合のECサイトに差をつけられる可能性がとても大きいのです。Googleショッピングのインパクトは大きいですが、この流れはUSの動きを見ていると、至極当然の動きに見えます。2008年に不動産検索が追加されています。不動産業者も今回のショッピングと同様に、不動産販売情報をGoogle Baseにフィード提供することで掲載されるようになっています。サンプル検索

2010年7月に、旅行業界におけるフライト情報の元締め的存在でもあるITA Softwareの買収を発表しました(その後、フライト情報をITAに頼っている各社は一斉に反対し、現在買収を阻止しようと動いています)。フライト情報もGoogleは抑えようとしています。USでは旅行業界はGoogle AdWordsにとって最も売上の大きい業種なので、これも当然の動きです。

旅行、不動産、ECと、収益性の高い業種を順番に抑えています。今後人材などに進出してもおかしくはないと思います。

最近AndroidだChromeだと、そもそものミッションである、「世界中の情報を整理し誰でもアクセス可能にする」から何となく外れている感が否めなかったのですが、実は確実に、着実に、世界の情報を整理してアクセスできるよう(かつ、その上で売上を増やしていく)方向にはあると再認識するに至った今回のGoogleショッピングのロンチでした。Googleはやはり強いです。

杉原剛

2010.11.06