NPO法人 ArrowArrowに対する運用型広告最適化を中心としたCSR事例をご紹介します。

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誰もが、働きやすい社会へ

※この記事は2016年6月に公開されました。

NPO法人 ArrowArrow
代表理事 堀江 由香里 様

「子育て世代が、仕事を当たり前に続けられる社会」を目指し、企業や個人に対し産育休取得前から復帰前後までの一括サポートを提供しているNPO法人 ArrowArrowは、2016年より子育て世代の再就職を支援する「ママインターンプロジェクト」の全国展開をスタートしています。

アタラはママインターンプロジェクトの認知やお問い合わせの促進を目的に、運用型広告を通じたご支援を行なっています。取締役CCOの岡田が代表理事の堀江様にお話を伺いました。

ママインターンプロジェクトとは

岡田:ArrowArrowの活動と、「ママインターンプロジェクト」について教えてください。

NPO法人 ArrowArrow 運用型広告 事例

堀江:ArrowArrowというNPO法人自体は、中小企業で働く女性のサポートを目的として始めました。具体的には、中小企業で産休・育休の取得第一号者になるような方の働き方や、そういった方々が継続的に活躍できるように所属する組織を変革していくサポートを事業として行っています。

私達のビジョンは “子育てや介護等の理由に左右されない選択肢の溢れる社会の創造” です。働き続けたい女性をターゲットとして事業を展開してきて、働き続けることもできるけれど、一度辞めたとしても戻ってこれる環境、選択肢が幾つもあるということが非常に大事だなということを感じてきました。データで見ても、子育てを機に退職した女性が正社員として戻れる率は18%という統計が出ています。

岡田:それは中小企業だけでなく、大企業も含めて18%ということですよね。

堀江:全部合わせて18%と言われています。大企業だと人事制度や福利厚生が充実しているので戻れる道が存在している場合もありますが、中小企業だと厳しい、という現実もあります。

岡田:法人数だけで言えば、日本の99%は中小企業ですもんね。

堀江:そうなんです。中小企業の働き方の選択肢がもっと多くならないと、本当に社会が変わったとは言えないですよね。東日本大震災があり、働く側も「自宅で働けたらいいな」とか、「自宅近くで働けたらいいな」というニーズも高くなってきました。であれば、自分の住んでいる町で働きたい女性と、そこで活躍している企業さんのマッチングができたらいいんじゃないかなと思い始めていた頃に、中小企業さんから採用に困っているという声を頂いたんです。

岡田:採用はどんどん厳しくなっていますね。弊社も困っていますから(笑)。

堀江:企業側としてはフルタイムじゃなくてもいいけれど、そういった女性達をどうやって募集したらよいかも分からない。そもそも採用費をそんなにかけられない企業さんが多いので、それなら私達が代わりに紹介しようと。子育て世代のママさん達は今までだったら知る機会のなかった企業にもリーチできるし、企業側は今まで戦力だと考えていなかった人達へのリーチができる、ということから「ママインターンプロジェクト」を2013年頃から始めました。

岡田:今はJPモルガン・チェース財団や日本財団からの支援もあって全国に広がっていますが、元々ママインターンはArrowArrowの中の1つのプロジェクトからスタートしたということですね。

堀江:そうです。当初はモデルケースとして日本財団さんから寄付を頂きながら東京の国分寺市との共同事業としてスタートし、現在はその実績をもとに全国に展開しているという感じです。

※参考リンク: [blogcard url=”http://momintern.com/”]

NPO法人 ArrowArrow 運用型広告 事例



アタラがご協力する背景

岡田:そこで我々がご協力したいなと思った背景は、アタラの働き方が、ArrowArrowさんが目指しているものと非常に近いことです。年代や性別、家庭の状況や環境など、一人の人生でもフェーズはどんどん変わりますので、我々はその人の状況に合わせて一番パフォーマンスが上がる働き方を選択できるようにしたいなと思っています。残念ながら日本ではまだ子育て世代の女性に働き方の選択肢が多いとは言えません。自律的に動ける人の集まりでないと弊社のような制度は維持できませんが、「時短でござい」「ワークライフバランスでござい」とわざわざ喧伝しなくても、優秀な人であれば敢えてゆるく制度設計した方が、結果的にパフォーマンスが上がるはずですし、そのような働き方をみんなで実践していきたいと思っています。

参考リンク: [blogcard url=”https://www.atara.co.jp/recruit/workstyle”]



もちろん、すべての会社がそれをできるわけではないと思いますが、「ママインターンプロジェクト」には、そういう考え方に賛同する企業や個人が集まってきているはずですし、このプロジェクトを知ってもらうきっかけをオンラインで作るのであれば我々の得意分野も活かせるだろうし、ということで堀江さんに「CSRの一環としてお手伝いをさせていただきたい」というオファーをしたのが始まりですね。

堀江:岡田さんに「ママインターンプロジェクト」の話をしたら、想像以上に理解が早くてびっくりしました。自由な働き方を実践するには、個人の自律や、「自分はどうしたいのか」「何が組織に貢献できるのか」を一人ひとりが理解していることが前提だと思うんですが、働く女性に対しても企業さんに対してもそれを伝えるのが実は難しいんです。アタラさんは「ああ、それはそうですよね」みたいな感じであっさり伝わったので拍子抜けしました(笑)。そういう企業さんがもっと増えたらいいなとすごく思います。

岡田:日本の企業のモードが突然ガラッと変わるとは正直思っていないですけど、そういう機運はだんだん高まってきましたよね。「ママインターン」はその実践の機会を提供する場であるわけだから、サポートする価値があるなと思っていて。微力ながらお手伝いできればなと思ってやっています。


サポート内容

Google Ad Grants(Googleの非営利向け広告プログラム)
・Facebook広告

※本記事の内容、所属等は公開日時点のものです。


NPO法人 ArrowArrow 運用型広告 事例
※堀江様(右から二人目)と岡田(一番左)が着ているTシャツは、
ソーシャルウェアJAMMINで企画された、ArrowArrowのチャリティーTシャツです。


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